御苗場を終えて。

01_RongRong_inri-Untitled-Beijing_2008_No-25-138_x_147cm
資生堂ギャラリーで見たこの写真。
一目見て涙が止まらなかったのを覚えている。
榮榮&映里。

今年の御苗場で、その映里さんからノミネートして頂けた。
もう本当に心の底から嬉しかった。
残念ながら映里さんのレビューを受けられなかったし、
こんな機会はもう一生無いかも知れないと思って
思い切ってお話する機会を与えて頂いた。

あの映里さんが目の前にいる。
思っていたより小柄で、とても優しい話方をされる人だった。
実は榮榮さんも来場していたようで
「榮榮もあなたの作品が好きだと言ってましたよ★」
と話してくれた。

これだけで今年も御苗場に出して良かったと思えた。

今回の御苗場は名前と素性を一切隠して新作を展示してみた。
自分の中で「intimate」を超える作品が作れるのか不安だった。
新作を出すのがこんなに怖かったのは初めてだ。

しかし、沢山の方から頂いたコメントや、来場してくれた友人の励まし、
何より去年レビューアー賞をくれたMichael Famighetti氏と
今年ノミネートしてくれた映里さんとMarc Pearson氏のお陰で少し勇気を貰えた。

新しい目標と自分がすべき事が見えた気がする。

もちろん、その目標に向かう為には自分の力はまだまだ足りない事は自覚している。
私は写真を始めた時期も遅ければ、師事した師匠もいない。
いわゆる天才でもないので、人より努力するしかないと思ってる。

今まで数々の事に挫折し続けて来た自分にとって
写真はもう後にひく事のできないものだし、
写真を始めて、ようやく自分自身が開放できる術を持てた気がしている。
それに何より、周りに支えてくれる人が沢山いるからここまで来れている。

こうして1つずつ結果を残す度に、頭には支えてくれる人の顔が浮かぶ。
そんな人達の気持ちにも報いる為にも、精一杯やって行きたいと思う。

今の私はちゃんとしっかり歩けている。
君がどこかで見守っていてくれるから。