12172012

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EMON PHOTO GALLERYが主催するコンペティションの最終審査。
去年も最終審査までは残ったので、今年は審査員賞が目標だった。
結果は東京都現代美術館の薮内さんから審査員賞を頂く。
なんとか目標達成。

10名の作家が一人ずつプレゼンしていく。
作風もプレゼンスタイルも本当にバラバラだけど
さすが最終審査。作家のクオリティも高ければ、審査員の方からは鋭い質問が飛んでくる。
こんな中によくも残れたもんだと思いつつ、
自分の順番が来るのがとてつもなく怖かった。
このプレゼンというものは、何度やっても上達しない。

他のファイナリストのプレゼンを見たのがとても良い刺激になった気がする。
トップバッターの櫻井充さんが「撮りたいから撮る」と言ってたのが印象的だった。
ここの所、制作に関して色々と燻り続けていたけれど、
それはスランプなんかじゃなくって、周りの評価やプレッシャーが邪魔して
制作する事から逃げていたのかも知れないと思った。
そして「写真を撮る」という行為を少し考え過ぎていたのかも知れない。

1年前の個展の時、自分が作品を作る理由と初めて向き合った。
多分私にとって作品作りは「デトックス」なのだ。

作品を作りたいし作らなくてはならないのに、作れないジレンマ。
自分が思っていた以上に、その膿みは蓄積されていたようで
ここ何ヶ月かは心の状態も少し不安定だった気がする。
もっと自由に、自分の作りたいものをどんどん作ればいい。
なんだか少し心が軽くなった。

グランプリを撮った東川さんの作品は感動的だった。
詳しくは2月の展示まで明かさない方が良いのかもしれないけれど、
今まで見て来た[3.11]の作品よりも、ズバ抜けた説得力と写真力があった。
あの時、私は写真に出来る事なんてとてもちっぽけな事だと思ってしまったけれど、
東川さんの作品を見て、その考えが180度変わった気がする。
そして東川さんでないと撮れない、素晴らしい作品だった。

偶然にもその日は選挙が行われていた。
選挙結果に色々と思う事はあるけれど、自分が出来る事を、自分が出来る精一杯の力でやるだけ。
私にはそれしかできないし、もし何か写真で表現する機会があるのなら、
私はその写真力を信じたいと思った。
写真で世界を変える事だってできるかも知れない。

ここんとこ自分の写真に全然自信が持てなかったけど、
今年発表した「intimate」という作品は
1年の間に3つの夢を叶えてくれた。
日本で信頼している人達に評価してもらえたんだと思えば
もう少し自信を持っても良い気もしてきた。

あくまでも作品に頼り切らず、
おごらない自分で。